ホール・アース・カタログ号

http://www.amazon.co.jp/dp/4344951883
雑誌スペクテーターの特集号ですが、ヒッピー文化の背景が分かった気がした。空き地にテントはって、自家用ログハウス立てて、インディアン(ネイティブアメリカン)みたいな暮らしして、森の木の実を食ったり、農業したりしていたヒッピーが、なぜ1970年代に出てきて80年代に消えたのか。


単純にベトナム戦争が敗戦色濃くなってきて、正義の戦争でもないし、ベトナム行った若者が無駄死にするし、でもアメリカにいたら強制的にベトナム連れて行かれるしで、若者が徴兵逃れで森や砂漠に住んで、自給自足の生活していたのが、ベトナム戦争終わったら皆、もとの家に戻ってきたんだなぁと。ヒッピーになるための、自給自足生活マニュアル&カタログがホール・アース・カタログ。


ドント・トラスト・オーバー・ザ・サーティ(30歳より年上を信じるな)の標語も、徴兵対象になり、戦場に送られる若者が18歳から35歳で選挙に立候補できる被選挙権が35歳からとか言い出すと、戦争するしないを決める人間と、実際に戦場に送られる人間の間に世代間格差があるわけで。