ボランティアはブルーオーシャンにつながっている

東浩紀無料突発 またどうせ消す - YouTube

偉大なるゲンロンカフェの東浩紀さんと上田洋子さんのユーチューブライブ配信に、無粋ながら反論・揚げ足取りを入れて、私にも多少の能力があると示したい。

 

お二人が言うには、ボランティアよりもはバイトの方が社会を知れるというのですが、いささか古い世界観なのではないかと思います。

 

今のアメリカの大学入試は、ペーパーテストで入学する人は少数で、ほとんどは自己推薦入試、OA入試と言われています。自己推薦文と内申書と面接のみで、ペーパーテストは無い。日本でも2020年度の入試で入学者の50%がペーパーテストで、残りの50%が自己推薦です。(文部省調べ

 

学生時代のどのような経験が自己推薦で高く評価されるのか?会社を起業して経営者として成功しているのが一番高く評価されます。高校生で起業して成功するというのは多くの場合、本人でなく親の力であって、親が複数の会社の経営者で、開店休業状態の会社を誕生日プレゼントで親からもらって、経営を始めた。みたいなのが多いのですが、中村光一氏のように高校生でプログラマーとして数百万稼ぐという人も、ゼロでは無い。

 

他にはバイトやボランティアの経験も評価されます。就労経験を積むことで、今やっている勉強が、就労する上でどう役に立つのかを、つなげて語れる子が大学に合格します。

 

ボランティア経験がバイト経験より優れている点としては、起業する際に、確実にもうかるブルーオーシャンを見つけられる点です。ボランティアがいるという事は、

・ボランティアを必要とする人達がいて、人手に関して需要=市場がある。

・ボランティアで回っている=企業がまだ参入していない。

その市場に企業として参入すれば、ライバル企業がいないので市場を独占出来ます。

 

ロボットエンジニアの吉藤健太朗さんが、久保田憲司さんの指示で、車いすの方の介護をするボランティアに参加して、右車輪と左車輪の段差があっても座面が地面と平行に成る車いすを開発しました。

 

既に産業化されているバイトの現場に入るよりも、産業化されていない未開拓の市場でボランテイアをした方が、起業して成功する可能性が高い。

自己推薦で大学入試を受ける時代において、ボランティアの意味は奉仕から、マーケティングに変わっていると思うのです。