関東連合=genron cafe、喧嘩=競技ディベート

瓜田氏の遺書を読んだ。父親がヤクザで母がその愛人で、父は家にいなくて、母は精神を病んでいて、小学校の頃から、喧嘩で近隣の小学校を制覇しては転校を余儀なくされて、学校を転々とし、中学では後に関東連合幹部になる同級生達とつるんで、17歳で組員になった。という経歴はgenron cafeをイメージさせる。喧嘩が競技ディベートに変わっただけで、街で同世代の頭の良さそうな奴を見つけては「お宅、どこ中?」と中学を聞き、持ってる辞書がかぶったといえば、その場でディベート「中学生が生意気に英英辞典持ってんじゃねーよ」から議論スタート、駒場や本郷といった名門私立校が立ち並ぶ街で生まれ育った人間が、大人達でも手の付けられない札付きの論客として顔を売り、批評空間にたどり着くまで長くはかからなかった。みたいなさ。気が付けば本職(業界用語でヤクザのことを本職と呼ぶらしい)の知識人になってた。みたいな中、genronなんてのは、言えば組事務所みたいなもので、幼い頃から勉強負けなしの地元の番長クラスがゴロゴロいて、早稲田・慶応クラスじゃ「きみ、学部卒?」と見下ろされてしまう感じ。修士・博士・オーバードクター・助手・准教授・教授クラスが、血で血を洗うディベートに興じている。


私ね、2ちゃんねる界隈じゃ少しは名の売れたディベートをしていて、喧嘩で言えば、オンライン格闘ゲームで、県大会10位入賞クラスの昇竜拳出しまくりなブンブン丸クラスの人間だと自負していますが、一歩部屋の外出て、オフラインの格闘技をやるとなると、もう根本的にルールが違うというか、まず筋力や肺活量が、オンラインでやってる私とオフラインでやってる格闘家じゃ、根本的に違う。まして、ルールがあってレフリーがいての競技ディベートと、武器ありガチの集団戦で喧嘩をするアウトロー集団はまた別じゃん。2ちゃんねるディベート覚えた中学生が、ヤンキー映画の真似して、野球帽斜めにかぶって金属バット持って「ちぃーーーーす」言いながら事務所のドアを足で開けて入っていくみたいなのしちゃだめじゃん。genron cafeに足踏み入れるてのはそういうことだから。片道燃料で死地に赴く覚悟が俺にあるのかって話よ。


喧嘩が強いてのもね。ボクシングやってる、柔道やってる、空手やってる。そういうのも強いよ。でもね、いきなりナイフ出して刺しに来る奴。これもう、次元が違うじゃん。刑務所入りたいか入りたくないかの話で、殺して良いと本気で思ってるやつは怖い。ディベートでもね、上祐さんが大学の部活でやっていた競技ディベートサークルは公式ルールがまず英語なんだけど、百歩譲って国際標準の英語はありだとしよう。ミルプリンテとかボルシェビキとか、ファーストランゲージの日本語でも、セカンドランゲージの英語でもない、サードランゲージ以上の学術用語出すやつとか、めちゃめちゃ怖いじゃん。これもう、次元が違う。大学入りたいか入りたくないかの話で、学術やって楽しいと本気で思っている奴は怖い。genron cafeでメニュー注文するにも、まず何語なのか問題があるわけじゃん。フランス料理店ならわかるよ。最初っからフランス語だって話じゃん。事前に勉強可能だよ。genronだよ。餃子(ギョウザ)は、中国語でチャオズだよな。漫画のドラゴンボールで勉強した。フランクフルトは当然ドイツ語だ。アルデンテはイタリア語表記かな。問題は水を飲みたい時だよ。世界中で飲まれていて、母乳と並んで世界最古の飲み物と言われる水を何語で注文すれば良いのかわからない。怖くて日本茶しか注文できないよ。でも漢字で書かれてたら、中国語で何て発音なのか俺にはわからない。