お花畑の道とイバラの道

グリム童話の赤ずきんちゃんで、お花畑の道とイバラの道があって、お花畑の道を通ったからオオカミに食べられてしまう話がある。楽で楽しい道と、険しく困難な道があれば、しんどい方を選べ、努力しろ、苦労しろみたいな教訓がくっついてくる話だ。似たエピソードはペロー童話やキン肉マン2世にも出てくるが、元ネタとなっている古代〜中世ローマ帝国のことわざだと、ニュアンスがかなり違う。


(王様が通るために整備され皆が行き来する)王道と、
(誰も足を踏み入れたことの無い、人食い熊やオオカミが出る)荒地があって、
どちらを行くか迷ったら荒地を選べ。


「学問に王道なし」の王道(ロイヤル・ロード)で、プロレス団体でキングスロードという団体もあった。荒地は、英語だとウェイストランド=荒野。
詩の雑誌 ウェイストランドhttp://www.7netshopping.jp/books/detail/-/accd/1101664404/subno/1
詩の雑誌 荒地 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8D%92%E5%9C%B0_%28%E8%A9%A9%E8%AA%8C%29
エリオットの詩集 荒地http://www1.odn.ne.jp/~cci32280/PoemWasteLand.htm
漫画 少年は荒野をめざすhttp://www.amazon.co.jp/dp/4086180219
ルー・リードのワイルドサイドを歩けhttp://www.youtube.com/watch?v=rJKIV02n-rQ
ステッペンウルフのボーン・トゥ・ビー・ワイルドhttp://www.youtube.com/watch?gl=JP&hl=ja&v=xm5DPlNCmtk
http://www.youtube.com/watch?v=QoAiVXpJrMY


道というのは、やり方とか生き方、生業。人と同じことをするのか、誰もやったこと無いやり方を選ぶのか、迷ったら後者を選べ。てこと。迷ったらが割とポイントで、迷わなければ自分が正しいと思った方を行けば良い。迷うという事は、両方に魅力を感じているわけ。周囲に相談して、みんなが勧めてくれる道は、仲間がいて人脈もある。でも、みんなの声をさえぎってでも、行きたくなるような何かを感じているなら、人と違うことをやった方が良い。人に相談して、皆が一致して片方を勧めるなら、逆を選んだ方が面白い。


もしくは安全な道と危険な道があって、どちらか迷ったら危険な方を選べ。