第13回東京国際ブックフェア

第13回東京国際ブックフェア公式HP http://www.reedexpo.co.jp/tibf/
に行ってきた。北澤さんに招待状を持ってきて頂いて
中を案内していただき、コーヒーまでご馳走になった。感謝。
日時:7/6〜7/9の10:00〜18:00
場所:東京ビッグサイト
入場料1200円(ただし、公式HPより招待状をダウンロードしてプリントアウトした紙を持っていけば無料)
コミケと同じ会場で、出版社版コミケ東京モーターショーの出版社バージョン。といった感じだろうか。基本的には出版社が自社出版物の展示と販売をしているわけだが、中には取次・印刷所・製本所・編集プロダクション・DTPの機械&ソフト会社・電子出版会社なども出展している。出版社直販なので、ブックフェアで買うとほとんどの本が書店の2割引で買える。先端技術に関する各種セミナーやイベントもやっている。
漫画の画像データをネット上で販売し、ネット上で決算し、ネットからダウンロードしてパソコンや携帯で見る技術(データを買ったパソコンでしか見れず、CD-RやDVDに焼くことはできない)などをやっていた。


また、再販制度の下で定価でしか本は販売できないのだが、最近の規制緩和で、非再販本というのを流通させる「バーゲンブック」というのをやっていた。新本を30〜70%OFFで売るらしい。いわゆる新古本という奴だが、棚を見ると、一見売れそうなテレビとの連動企画本やテレビで人気の芸能人が書いた本で、書店でもよく見かけたベストセラーの印象が高い本が置いてあって、何が売れて何が売れないのかと、少し考える。テレビとのメディアミックスはテレビ番組自体がコケると、一緒にコケる運命なのか。


この手の展示会は実用化一歩手前の最先端技術を見せる意味合いが強いのだが、本のページを自動的にめくる機械などは、巨大なロボットの手みたいなのが大げさな動きで一枚一枚ゆっくりとページをめくっていて、絵的にすごい迫力であるのと同時に、やってることはページをめくるだけという間抜けさも手伝って、不思議な気がした。分厚い本のページを全てデジカメで撮ってデジタルデータ化するのが無人で出来るのはすごいと言えばすごいのかも知れない。


あと、大手超有名出版社のブースでも書店で一切見たことがないシリーズ本(絵本が多い。私が書店で絵本コーナーに行かないから知らないだけなのかも)が何十冊も展示してある場合が多々あって「ああ、本を売るのって難しいなぁ」と思わされた。