芸術的商品開発力

芸術的商品開発力
ブックフェアのバーゲンブックで500円で買った。
デザイナーの著者が色彩と音程の配置について書いている。
色は光の波長で、音は空気の振動の波長。和音は音の波長を三分割づつして出来ている。光の波長にも同じことが言える。心地よいと思われる色の組み合わせや配置について。おいしいと感じる味覚に関してアミノ酸レベルに分解して、三原色や三和音と同じ数種のアミノ酸の組み合わせでかなりの種類の旨みを生み出せる。


といった内容。構造主義的で難解で、かつ私には苦手なジャンルだが勉強になる。オカルト的ハッタリ臭を感じなくもないが、疑似科学だとしてもかなり面白い。このジャンルには詳しくないが、独自性も高いと思われる。警戒色/保護色のことを補色(反対色/類似色でいうところの反対色)と書くぐらい、色に関しては無知なので少しづつ勉強する。


警戒色は目立つ色の組み合わせで、黄色+黒、赤+白など。保護色は目立たない色の組み合わせ。茶色+黄土色など。反対色は、赤色なら赤色をじっと長時間見続けた後、急に真っ白な壁を見たときに見える青色などの色。反対色は必ずしも目立つ組み合わせとは限らない。類似色は似た色。


私のHPを見てもそうだが、個人的に警戒色を好んで使う傾向がある。ゴシックやおっきい文字も好きなので全体に、うるさく自己主張の強い下品なデザインになりがちだ。一般に、文字が小さく水色地+紺文字やピンク+白といった類似色を多用したwebデザインが上品でセンスが良いとされているのに真逆を行っている。このブログ自体、初めから上品にする気はなく、「オナニーをやめてみよう」にリンクを貼ったりして、来る人のハードルを上げてなるべく人が来ないようにしている。そうじゃない上品な配色も必要に応じて出来なければならないのだろうなとは思いつつ。