漫画のことなど

ここのところ俺は少しおかしい。メルマガ
http://melten.com/m/12826.html
には「持ち込みしてます」みたいなカッコ悪いこと書いちゃってさぁ。そういうのは黙ってやって成功した時だけ報告しろよって話じゃん?何でこんなカッコ悪いこと書いたかなぁと思ってると、木葉ゆりさんhttp://www.geocities.jp/konoha788/から「ひえええ、すtごい参考になりました。」と書いて頂いて、ちょっと励みになったりもしつつ、
http://ameblo.jp/kinnokuwagatashakitazawa/entry-10014067005.html
を見ると、
「同人出版というのはマーケティングだ」と、「一店舗限定販売、テスト販売をやってこその物書きだろ」と。「てめぇーのメルマガで『12万でテスト販売できる』と書いてるなら、てめぇーでマーケティングしやがれ」と、「デ○ゴスティーニさんに叱られる」という気分で凹んだりもする。(きたざわさんの名誉のために書くが、もちろん、上記のようなことは一行も書かれてない。私が勝手に思っただけ)


東浩紀さんの「存在論的、郵便的」を勝手に漫画化した本の暫定バージョンを、「存在論的、郵便的」のあとがきに出てくる人、東さんが謝辞を述べている(当時の東さんの担当)編集者の方に送ったわけだ。
私はその方と面識があるわけじゃないし、勝手に送りつけるのは失礼だとも思う。本を送りつけるなら、せめて本だけでなく何か一言手紙を添えろとも思う。しかし、何を書いて良いのかが分からない。
mixiでいとうさんhttp://homepage3.nifty.com/prayer/の日記を見ると「勝手に本を送りつけるな」と書かれている。もっともなことだとも思う。
しかしまぁ、プロモーションということで、面識はないが送ったわけだ。失礼とは思いながら。手紙をつけるにも何を書いて良いか分からないから、本だけを送ったわけよ。


したら、その2・3日後には送り返されてるのその本。郵便受けにさぁ、俺が送った本と同じサイズの本が、送った相手からクロネコヤマトさんのメール便で届いている。凹んだね。世の中甘くないなぁと思った。数日前に、**の漫画が嫌いだという話を友人としててさぁ。その漫画を2・3ページ読んだんだけど、すげー凹むんだよ。主人公の女子高生が女子高生売春して、大人に買われて「今の世の中は腐ってる」「こんな世の中じゃ、ポイズンby反町隆史」みたいな事言うんだ。だったら、売春すんなよ。最初っから腐ったところへ自分から入ってって「大人達は間違ってる」みたいな説教、読者にして、読まされてる読者はどうすりゃ良いんだよ。それって、プロ野球選手になるためプロ球団の二軍に入った選手が「こんな野球ばかりの世の中じゃ、ポイズン」みたいな話だろ、オイ!と思ってたのだが、さすがに自分の作った本が即効で送り返されてくると**の漫画の主人公になった気分だ。怖くて郵便ポスト空けれなかったんだけど、勇気を出してポスト開けて郵便物の封を切ると、その方の本と手紙が入っていて救われた。


しかもその方の手紙の文面がウィットに富んでてさ。その方は今は出版から離れて演劇に関わられているのだけれども「文字通り『幽霊』のような小生にまで、お送りくださり、恐縮しております。」東さんの論文は「幽霊」について書いているんだけど、そう来たかというカッコイイ文面。送って頂いた本は「劇場文化2006.4No9<アメリカ演劇>歴史と現在」共同討議をみると、映画と演劇の比較などが語られていて、いま自分が考えていることをもっと高度にした形で書かれているので勉強になる。感謝!