SAW ソウ DTSエディション [DVD]
最近の低予算映画でヒットしたのが、このソウで、限りなくインディーズに近いハリウッド映画だそうです。監督が主演をしていたり、撮影期間が二週間だったり、という手作り感の割りにヒットして、すぐ二作目が製作されるというヒット振りですが、個人的にはツッコミどころ満載のバカ映画に見えてます。
面白いのを認めた上で言うのですが、シナリオに矛盾ありすぎ(笑)。
DVDで、本編に沿って監督の二人が解説をしているのが丸々入っているのですが、その解説というのがバカ映画に対するツッコミになってます。
密室サスペンスで、予想外の結末が最後にあると予告を打っているので、基本的には論理矛盾があっちゃいけないと思うんですよ。本格ミステリーとかと似たジャンルというか。なのに製作者が本編と同じ長さだけ論理矛盾をツッコメるんだから、まあ、解説なしでも苦笑していたのですが、最後のシーンは爆笑しました。
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以下ネタバレです。


チェーンで足が壁につながれて身動きが取れない二人が地下室のような場所に閉じ込められている。一人は落ち着きがなく頭の悪い青年で、もう一人は冷静で知的な中年医師。テープレコーダー、タバコ、ピストル、ノコギリ、時計、携帯電話など、よく分からない道具が犯人から渡され「脱出しろ」と言われるわけだ。
ノコギリでチェーンを切ろうとしたが、チェーンは太くすぐにノコギリの歯がダメになってしまう。知的な医師が「犯人はチェーンではなく、自分の足を切るためにノコギリを渡したのだ」と言う。
青年が遠くにあるテープレコーダーを取ろうとするが足がつながれているため手が届かない。知的な医師は「シャツを使え」と言って、青年は自分のシャツを脱いで、シャツの端をつかんで投げ、シャツの端でテープレコーダーを引っ掛けてテープを手繰り寄せる。
最後のシーンで、
今度は知的な医師が携帯電話を取ろうとするが、足がつながれているため手が届かない。知的な医師はすぐに自分のシャツを脱ぎ、自分の足に巻いて血を止めると、ノコギリで自分の足を切り出した。
頭の足りない青年に「シャツを使え」とアドバイスした知的な医師が、いざ自分が同じ立場になると、そのシャツを足に巻いてノコギリで切り出すんすよ。
このシーンを見て爆笑する俺の神経は正しいでしょう。サスペンスでもホラーでもなくコメディっしょこれ。
http://www.kabasawa.jp/eiga/other_films/2004/saw/saw2.htm


π(パイ) [DVD]
ダウンタウン松本人志が「意味が分からない」「自分がまだ気づいていない何かがあるのかもしれない」「ネットで調べてみます」と映画評で書いてましたが、自分も同じ感想を持ってネットで調べたら、どうやらただの無茶苦茶らしいということが分かる。
「衝撃のラスト!」とかいうのはちゃんと伏線があって、意外性と同時に、論理的な整合性もなきゃいけないと思うのですが、これは謎を提示するだけ提示して
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以下ネタバレです。


主人公が自殺して終わり。謎の解決は一切なし。
そういうのは、無料で見れるネット小説だけにしてくれと思いました。


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「痴女教師2」アダルトですが、一応、職業物ということでリアリティを出すために芝居も入るのですが、高校の男子生徒がどう見てもおっさんだとか、そういうのはこの手のものに多いです。商品の性質上、男優といえども18歳以上しか使えない。しかも労働条件の良い職場ではないので、人材は少ないし高校の中に高校生に見える人間が一人もいないのも良しとしよう。
でも、一見自然な場面で笑ったのが、女教師が二人学校に来て更衣室で服を着替えるシーン。先生が毎朝更衣室で服着替えてから教壇立つか?とか、根本的な突っ込みもあるのだが、まあ、化学の先生がスーツで登校して、更衣室で白衣に着替えるのは良しとしよう。画面の手前にメインの女教師がいて服を着替えているのだが、その奥の画面隅で地味に着替えている女教師の後姿。スーツのジャケットを脱いだら、上半身いきなりブラ一枚。ブラ一枚の上から地肌にジャケットで登校している(泣)。ジャケット脱いでブラだけになると、その上からYシャツ着て、白衣を着ている。どんなカッコで登校してきたんだって話だな。後姿だけだと一見ナチュラルにみえるけど、よく考えると変だ。ジャケットの下にYシャツを着てたら、そのまま白衣着れば良いので、下着姿を見せれない。そこでAV監督としては下着姿を見せるために、黒ブラ+ジャケットで高校に登校させたことになる。・・バカな学校だ。


http://cine-disco.onlines.cc/mt/archives/000041.html
映画「ビッグ・マグナム黒岩先生」
校舎の中を不良生徒がバイクで走り回り、生徒を取り締まる先生がマグナム(拳銃)を生徒に向けて発砲しまくるという、アクション映画ですが、主演の黒岩先生こと横山やすしさんがビデオの紹介文で真面目に教育問題について語っているのが笑えます。この学校の生徒の中にはナチスを模したような集団もあったりするのですが、そんな話を、さも実話であるかのように「親御さん達はこの映画を見てどう思いますか?」「このままでは日本の教育は」などと真剣に語るやすしさんのセンスにコメディアン魂を感じる。