不正アクセスでボロボロ

ソースネクストのウィルスセキュリティ2004という安いセキュリティーソフトを使っていたのですが、外からの不正アクセスが絶えず、漢字変換できなくされたり、HPを見れなくされたり、サーバーへ接続できなくされたり、ひどいものでした。
専門雑誌を読むと、セキュリティーソフトによって、各社かなり性能や方向性が違うらしく、ソースネクストは安かろう悪かろうだということが分かり、その雑誌でほめられていたまともなセキュリティーソフトを買いました。
が、セキュリティーと一言で言っても、不正侵入を防ぐファイアーウォール、SPAMを選り分けるアンチスパムソフト、ウィルスを駆逐するアンチウィルスソフト、スパイウェアを駆逐するアンチスパイウェアソフトと豊富で、それらを平均的にこなすオールインワンだと八千円ぐらいだが、各ソフトのエキスパートを四つ入れようとすると各ソフトごとに八千円ほど掛かる。八×四で三万二千円。私は雑誌でほめられていたオールインワンソフトを買ってインストールしました。
セキュリティーソフトを二つ入れると競合して上手く動かないので、ソースネクストをアンインストールして、そのオールインワンソフトを入れました。ソースネクストでは検出できなかったスパイウエアが三つも検出され、これにて一件落着と思いました。
しかし、不正侵入してきた奴の腕はそんなに甘くありませんでした。奴はそのオールインワンソフトをかいくぐって侵入し、初期設定に限りなく近いセキュリティーソフトにログオンするパスワードを設定したのです。説明書を読まずにいい加減にやった私も悪かったのですが、私はそのセキュリティーソフトに対するアクセス権、決定権を失ったのです。セキュリティーの設定はすべて侵入者の思うままに改変され、セキュリティーソフトをアンインストールするにはパスワードを入力しログオンする必要が発生します。パスワードは侵入者が設定したので私には分かりません。セキュリティソフトの再インストールを試みても、「先にアンインストールして下さい」と虚しい文字。
私のパソコンのセキュリティーソフトが私に牙をむいてきたわけです。
結局私は、バックアップをとって、OSの再インストールを試み、セキュリティーソフトの設定を不正アクセスに対してかなり高設定にして、今に到るわけですが、約一ヶ月続く、不正侵入者との闘いが、まだ終わったのかどうかすらよく分からないでいるのです。