rural

ディスクアパートメント公式HP
http://www.babe-disc.com/apartment.html
歳をとったのか普通のバンドサウンドを聞けない耳になっていることが分かった。
ルラルという女性バンドの1stアルバム「どうする?ヴェロニカ」の最初の一・二曲が狂っていて良かった。音程の不安定な柏原芳江系のアイドルポップスを歌うそのメロディーに、個人的にはブリッジ(カジヒデキが在籍したバンド)の再来を感じた。本人的には60年代のアメリカンポップスが好きらしく、シュープリームスロネッツを好きなバンドとして挙げていた。
平均律十二音階ではありえない、不安定な音程の揺れ、音程がズレたのか、意図的なビブラート・チョーキングなのか分からない、ありえないメロディーラインが最高だった。作曲の地点で変なメロディーだったのか、歌唱力的に変なメロディーになったのか分からないのが良かったのだが、段々経験を重ねて上手くなってくると、普通のニューミュージックになってきて、詰まらなくなって来ている。「嗚呼、麗しのメリーさん」でやっているブルーハーツリンダリンダのカバーは、最初普通過ぎて詰まらないと思ったが、二番から入るコーラスが狂っていて良かった。

ルラル公式HP
http://www.geocities.jp/ruralook/