事故が起きない原発は安全なのか2?

原発がどんなものか知ってほしい 平井憲夫」
で書かれている事故が起きていない原発の問題点。


・定期点検時に発生する被曝者=原発ジプシー
 http://www.iam-t.jp/HIRAI/page6.html
放射能汚染された排水・排気
 http://www.iam-t.jp/HIRAI/page7.html
放射能性廃棄物の処理
 http://www.iam-t.jp/HIRAI/page18.html
原子力発電所廃炉・解体の不可能性
 http://www.iam-t.jp/HIRAI/page16.html

 http://www.iam-t.jp/HIRAI/page17.html


もんじゅの事故のときや、朝まで生テレビ原子力発電を扱ったときなど、この手の話題は出ていた。これらの話題に関する原発推進派の意見は「いまの科学技術では解決できない問題点もあるが、実際に原子力発電所が運営されれば、データやノウハウの蓄積が生まれて、科学技術は飛躍的に進歩し、将来的には解決できる」というのが多かった。発明されてすぐのころの携帯電話は、デカいし重いし高価だし不便だったが、実際に市販されれば科学技術は一気に進歩して、それらの欠点は解決された。逆に卑金属から金を生み出す錬金術の研究や永久機関の開発など、何年経っても進歩しない分野、実現の不可能性が科学的に証明されたような分野もある。


1945年〜1970年代ぐらいまでは、原子力は将来性のある分野で、鉄腕アトムを見ても、アトムやウランちゃんが出てきて敵のロボット、プルート(プルトニウム)と闘う姿に子供達が熱狂した。1980年代以降、どうもこのジャンルに発展性はなさそうだという空気になっている。


いまの日本の技術力なら、ウラン燃料の原子力発電所で大きな事故は起きないと思う。でもそこで何故プルトニウムを混ぜるかというと、ウラン燃やした後の核廃棄物(含むプルトニウム)を安全に保管するのに、お金が掛かるから、プルトニウムを燃やしてより安全な物質に変えれば廃棄もしやすいからでしょう。それが今回失敗したということは、核廃棄物(プルトニウム)は、水冷ポンプで30年だか300年だか冷やした後は、地下に埋めるというのですが、火山国日本の地下に埋めて、地熱や温泉や火山でプルトニウムが熱されて再臨界したら、今回の事故みたいなことになるわけで。