卒業シーズン

行儀よくまじめなんて できやしなかった
勤めてた 職場なんて 壊れてしまった


合併して いったい何解かると言うのか
球団のほかに 何が残るというのか
株をすべて買われた かよわき会社ならば    
社長あなたは かよわき経営者の代弁者なのか
俺達の怒り どこへ向かうべきなのか


夜の会社 窓ガラス磨いてまわった
終電に 間に合わず サウナに泊まった


働き続けてた あがき続けてた
早く定時になりたかった
信じられぬ顧客との争いの中で
許しあい いったいいつ 帰れるのだろう   
うんざりしながら それでも宿直     
ひとつだけ 解かってたこと        
この支配からの 定年


団塊世代の卒業が相次ぐ季節ですから。