ライトノベル

いま、ライトノベルが流行っているらしい。
昔であれば、ジュブナイルとかジュニア小説とか言われたアニメ絵が表紙の小説のことだ。
おそらく、ジュニア小説で育った読者が大人になり、ジュニアとは呼べなくなってライトノベルになったのだろう。まあ、児童文学や少年少女小説は昔からある。
中には、ライトノベルのアニメ絵が嫌いな人なんかもいて、アンチライトノベルというか、ライトノベルではない小説というのもあるそうだ。
ヘビーノベル。
私にはそっちの存在の方が、信じられない。
体に衝撃がズンズン響く重厚長大な鋼鉄のノベル。
有名どころで言うとジューダスプリースト、パンテラ、ブラックサバス、ハロウィン辺りだろうか。ややジャーマン寄りな気もするが。ヘビーノベルも細分化すると、パワーノベル、スピードノベル、スラッシュノベル、ブラックノベル、デスノベルなど、色々ある。ブラックノベルは黒人文学のことだとずっと思っていたが、どうやら黒魔術にまつわるノベルをそう呼ぶらしい。
ヘビーノベルをやっている人は、「ノベル」を頭アクセントでなく、後ろアクセントで「ノベル」と発音する。前アクセントの「彼氏」ではなく、後ろアクセントの「カレシ」みたいなものだ。
ノベルも細分化し出すと「ハードノベル、ヘビーノベル寄りのライトノベル、ただしスラッシュノベルは不可」とか際限無くややこしくなる。ハードノベル、ヘビーノベルを略してHN/HNなどと書く。AC/DCみたいなものだ。