国名+artで画像検索(なるべく現地語で)

日本美術美術(日本語)

・北米
アメリカ美術
カナダ美術

・ヨーロッパ
イギリス美術UK美術美術(英語)
フランス共和国美術フランス美術
イタリア美術イタリア人美術美術(イタリア語)
ドイツ連邦共和国美術ドイツ美術美術(ドイツ語)

・アジア
中華人民共和国美術中国美術美術(中国語)
大韓民国美術韓国美術美術(ハングル語)
朝鮮民主主義人民共和国美術北朝鮮美術
大韓民国 芸術韓国芸術
朝鮮民主主義人民共和国 芸術北朝鮮 芸術芸術(ハングル語)
インド美術美術(ヒンディー語)

オセアニア
オーストラリア美術

・東ヨーロッパ
ロシア美術美術(ロシア語)
ウクライナ美術美術(ウクライナ語)

・アフリカ
ガーナ共和国美術

・中東
アルジェリア美術美術(アラビア語)
サウジアラビア美術
イラン美術美術(ペルシャ語)
イスラエル国美術イスラエル美術美術(ヘブライ語)
アフガニスタン・イスラム共和国美術
ドバイ美術
カタール美術

国内派(右)VS国際派(左)

日本定住外国人の排斥を訴える「在特会」と、在特会への攻撃をする「シバキ隊」のデモが路上でぶつかって、警察が在特会を守るようにして隊をなし、在特会の集会所であるビルの一室に誘導していて、ビルの出入り口を警察官が警備し、在特会メンバーが身分証を見せるとシバキ隊から守られる形でビルに入った。

というニュースがずいぶん前にあって、そのデモを現地で見た某知識人が「警察がレイシストである在特会を守っている。安倍政権の闇を見た」みたいなことをネットで書いていた。その知識人の発言を読んだ俺としては、マジかと。冗談や皮肉で「レイシストを警察が守っている」と書くなら分かるが、真面目に書いているっぽかったので、頭を抱えた。在特会を警察が警備しているのを見て、安倍政権の闇を感じ、戦慄を覚えるのは私も同じだが、自民党内においても国粋主義的なイメージのある安倍政権下で、無知なネット右翼に対する弾圧が行われていることに、私はむしろ恐怖を感じた。

普通に考えれば、在特会メンバーとして警察に身分証を提示してビルに入るのは、危険だ。それは警察が在特会のメンバーリストを作っていることを意味し、警察が作る極秘の犯罪者予備軍リストに自分の名前を加えることを意味する。警察に守られていないシバキ隊側で参加する分には身分証の提示が求められない訳でしょ。どう考えても在特会側で参加する方がハイリスクだ。

短期滞在の旅行者ではない、日本定住型の外国人に暴力を振るおうとする在特会と、その在特会に暴力を振るおうとするシバキ隊の、両方とも素手で暴力を振るうことを宣言している団体で、軽犯罪を犯すことを目的とした集団と呼べる。昔で言う極右や極左の現代版というか。在特会とシバキ隊の関係を見ると、リアルな人種差別主義者というより、人種差別主義者予備軍をあぶり出して事前に監視するためのおとり捜査要員にしか見えない。

法律上、犯罪を犯していない人を、犯罪を犯しそうだからという理由で事前に取り締まるのは禁止されている。例えば、統計上犯罪者に成りやすいのが、極度の貧困の中で育った者、初等教育しか受けていない者、精神や身体に障害がある者だとして、それらの人を事前にリスト化して管理するのは、人権を無視した憲法違反の行為だが、在特会のリスト作りはそれと限りなく近い。本気の国粋主義者でなく、カジュアルなネット右翼を集めて「気軽に外国人の悪口を言おうぜ!イェーーイ!」という集団を作って、集まってきた人間をリスト化して監視するって、どんなデストピアだよ。左寄りの俺の目から見ても恐怖を感じる。

かと思うと、安倍政権に成ってから、やたら日本の良い所を外国人が絶賛する本や雑誌やテレビ番組が増えて、ほめてもらっている日本人の目から見ても、過剰すぎて気持ち悪い。これだから安倍のようなナショナリストが政権取るとダメなんだと、ベタな60年代左翼の感性から判断されるのだが。

でも、これまで「日本は朝鮮を侵略しました」「日本は中国を侵略しました」「日本はアジアに謝罪すべきだ」「謝罪したけどまだ受け入れられていない」「日本はこんなに嫌われている」散々報道されて、近現代史でも習った結果が「じゃあ外国人と交流持つのは止そう」「外国人観光客と話すのは止めよう」「アジアから観光客を呼ぶ必要はないのではないか」だった。

これが安倍政権に成って「日本には知られていない世界一がこんなにある」「日本の文化は外国人の目から見ても素晴らしい」「日本人が知らない外国人に人気の観光スポットはこれだ!」「日本人が知らない外国人受けする日本料理はこれだ!」「世界に愛される日本を発信して、外国人に来てもらおう」。

国内派と国際派がどこかでネジれて逆転している。左翼の方が内側に閉じて、右翼の方が外側に開いている。とわ言え、どちらの極端も気持ち悪いが。

新芸術校成果展「先制第一撃」

公式HP ポスター表 ポスター裏 
新芸術校 第一期生リンク集
和田唯奈(わだゆいな) 春学期成果展大賞受賞「世界の起源の起源名古屋芸術大学洋画2コース卒 ツイッター
市川航也(いちかわこうや) ブログ 春学期成果展次点受賞思考標本筑波大学芸術専門学群 構成専攻卒
松本しげる ユニバーシティカレッジロンドン卒 ツイッター
弓場勇作(ゆばゆうさく) Magischer Realismus wiki
弓場VS松本の美術百番勝負 ツイッター
丫戊个堂(アボカドウ) ゲンロン友の会クラス250 新芸術校を振り返る動画 ツイッター
横山奈穂子よこやまなほこ愛知県立芸術大学 博士前期課程 美術研究科 美術専攻 油画・版画領域 卒業 インスタグラム ツイッター
mgr/メグル 桑沢デザイン研究所在学中
内山智恵(うちやまちえ) 第64回東洋美術学校卒業制作展優秀賞受賞just a picture2.1」「just a picture2.0」造形美術科高度絵画専攻 ツイッター
弓指寛治(ゆみさしかんじ) 株式会社M304設立後辞任名古屋学芸大学大学院メディア造形学部修士課程修了
井戸博章(いどひろあき) 東京藝術大学大学院美術研究科文化財保存学保存修復彫刻修士課程修了 ツイッター
大山結子(おおやまゆうこ) 多摩美術大学卒業 NGOうさぎ組 wiki インスタグラム
永尾雄大(ながおゆうだい) 動画 ツイッター
鈴木薫
小原隆史 ツイッター
山本和幸 多摩美術大学付属多摩芸術学園(廃校)卒。パルコアーパナート#2展佳作受賞。  LINEスタンプ作家。ツイッター
トモトシユウキ 国立大学法人豊橋技術科学大学卒建築意匠専攻株式会社ジオクリエイツ
ALIKA

竹下美汐(たけしたみせき) ポストスーパーフラットアートスクール出身 ツイッター
梅田裕 ポストスーパーフラットアートスクール出身
初鹿野雄起 大阪芸術大学芸術学部デザイン学科卒 ポストスーパーフラットアートスクール出身
村上直史
河野有実 同一人物? 女子美付属日本画専攻。
沖杉春野 デザイナー
友杉宣大
平松真依(ヒラマツマイ)
大里宣征(おおさとのぶゆき)
石毛久喜
小島千遥
ぐるぐる

B.Esta337 新芸術校一期生有志による共同アトリエ
新芸術校一期生最終講評会2月26日金曜日
審査員 浅田彰×岩渕貞哉×夏野剛×東浩紀×黒瀬陽平
&修了成果展2月27日土曜日〜28日日曜日

関連ページ:新芸術校の前身となるポストスーパーフラットアートスクール生リンク集

1月23日第二期新芸術校生募集のミニ説明会
日時:1月23日(土曜日)19時〜21時
場所:ゲンロン・カオスラウンジ・アトリエ
住所:東京都品川区東五反田3-17-4 糟谷ビル2F
第一期生の作品展示やカオスラウンジによる説明。一部シークレットゲスト(堀浩哉サエボーグ)参加の噂もあり。
参加希望の方は、info{at}chaosxlounge.com までご連絡ください。

春学期を終えて。黒瀬陽平東浩紀
四谷アート・ステュディウムhttp://artstudium2014.blogspot.jp/
ヴァ―ル・ブルクhttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%93%E3%83%BB%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%96%E3%83%AB%E3%82%AF
デューラー http://www.salvastyle.com/menu_renaissance/durer.html
ベルナール・ビュフェ  
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%93%E3%83%A5%E3%83%95%E3%82%A7
Bernard Buffet https://www.google.co.jp/search?q=Bernard+Buffet&source=lnms&tbm=isch
ビュッフェ美術館 設計 菊竹清訓
開沼博
落合陽一
第一期生のインタビュー動画
講評会 ゲスト講師:宮台真司
新芸術校公式HP 
新芸術校フェイスブック
https://vimeo.com/user35389909/genroncls01
https://vimeo.com/user35389909/genroncls02
https://vimeo.com/user35389909/genroncls03
https://vimeo.com/user35389909/genroncls04
https://vimeo.com/user35389909/genroncls05
https://vimeo.com/user35389909/genroncls06
https://vimeo.com/151378790

ツイッターまとめ

春学期成果展
春学期成果展講評岩渕貞哉×堀浩哉×和多利浩一×黒瀬陽平×東浩紀
東浩紀×黒瀬陽平 現代美術の再設定 梅沢レポート 藤城レポート
新セルフプロデュース論 写真
東京都現代美術館 写真
国立近代美術館
会田誠×黒瀬陽平 日本で絵を描くということ 写真
土屋誠一×黒瀬陽平 現代の戦争画を描く 写真
高山明×黒瀬陽平 公共に介入する
新芸術校夏期合宿in福島
キックオフイベントまとめ
増田セバスチャン×黒瀬陽平 「かわいい」は「自由」であること
渡邉英徳×黒瀬陽平 アーカイブとアート
北川フラム×黒瀬陽平 3アートにおいて公共とは何か レポート 写真
堀浩哉×黒瀬陽平 4前衛と革命の現代美術
椹木野衣×黒瀬陽平 5「悪い場所」を超えて レポート
錦織博×黒瀬陽平 6アニメーションのキセキとミライ
夏野剛×黒瀬陽平 7実験室としてのWebサービス
宮台真司×黒瀬陽平 8アートで世界は変えられるのか

学校教育が社会人を育てる上で、前提とする職業は何なのか?

日本や中国やフランスは、18歳で科挙バカロレアなどの公務員試験があって、受験戦争を勝ち抜いたエリートは高級官僚や公務員に成るのが前提とされている。これは官僚を中心としたカトリック的な制度だ。

柄谷行人著の「探究Ⅱ」「探究Ⅲ」はユダヤ的な物について考える内容に成っている。祖国を持たないユダヤ人にとって、ユダヤ人という国籍はない。肌の色や目の色や髪の色でユダヤ人とそれ以外を区別することも出来ない。ユダヤ人はユダヤ教を信じて、ユダヤ的な文化を持つ人達のことだ。

ユダヤ人は祖国を持たない以上(イスラエルという国の存在は取りあえず横に置く)、どの国に行っても外国人であり、公務員になる事は出来ない。公務員に成るための受験勉強などユダヤ人にとって無意味だ。

探究によるとユダヤ的なものは、国と国の間、価値体系と価値体系の間を行き来する商人だ。ある国、ある価値体系の中で、低い価値しかない商品aが、別の国、別の価値体系の中では高い価値を持つとき、商品aの価値が低い国から、高い国に運べば、商品aの価値が上がり、その差額で利益を得られる。

これは日本で言えば商社や外交官、アメリカで言えば投資銀行(インベンストバンク・証券会社)、平たく言えば、国際金融機関や多国籍企業の仕事です。ベタな固有名詞で言えばロスチャイルドです。複数の価値体系の間を行き来する仕事なので、最低限バイリンガルであることが要求されます。

商社マンに育てる前提で、親はどのような教育を行うのか。A国に住む親に3人の子供がいたとして、それぞれの子供をB国、C国、D国の学校に行かせて、長期休暇はA国に呼び寄せ、B国C国D国の現地情報を子供たちから聞いて、利益を生み出す価値体系の差異を探させる。幼いうちから多国籍の人達が集まるインターナショナルスクールに通わせる。ユダヤ教的な教育が前提としている職業は商社マンだといえる。

商社マンの仕事は、資源のない日本に、地下資源が豊富な国から石油や鉄鉱石などの資源を採掘し輸入するという仕事や、先進国で成功したビジネスモデルを途上国に持って行って根付かせるプラント輸出的な仕事や、人件費の安い途上国に工場を作って、安く作った商品を先進国で高く売る仕事などがあるが、基本、途上国に行って、現地の人達と地下資源を採掘したり、工場で物を作ったりする作業に成る。

学生時代に、電気ガス水道のない途上国へ行き、バイクや自転車にテントを積んで放浪し、大自然の中で火をおこして食料を焼いて食うキャンプなヒッピー生活を送っていないと、インターナショナルなエリートに成れない。インフラのない途上国で生活できないと商社マンは務まらない。

学生時代ヒッピーだった人が、社会人に成ってヤッピーに成るのは、この種の教育プログラムの中では予定通りの事である。浅田彰著の「構造と力」「逃走論」で描かれるノマドも、一見ヒッピー的に見えて、実はスクエアなエリート商社マンの生活を指しているのかもしれない。

アメリカのプロテスタント的な教育は、起業家や発明家(エンジニア)を育てることが前提に成っている。アメリカ人は官僚制度を極端に嫌う。中央集権的な官僚制度(ローマ・カトリック)が嫌で新天地に渡ってきたのがアメリカ人だ。

アメリカの独立戦争は、イギリスの植民地であるアメリカにだけお茶に税を掛けて、本土のイギリスではお茶に税を掛けなかった所が発端に成っている。アメリカ人から取った税をイギリス本土に持って行って、イギリス本土で使って、アメリカ人に還元されない。俺たちが払った税は俺たちの地元で使われるべきだ。

カトリックも同じで、キリスト教では収入の10%を教会に収めるが、その金は、ローマカトリックの中心であるバチカンやイタリアやフランスでなく、アメリカの俺たちが住む町の教会で使い切るべきだというのが、プロテスタント的な考え方で。ラテン語圏(ヨーロッパ・南米・アフリカの旧フランス領)の相互扶助的なネットワークを、官僚的・社会主義的な物として嫌う。

起業を前提にすると失敗するリスクは高い。相互扶助のネットワークに入らずにセーフティネットを、どうやって整備するのか?

例えばプロテスタントの国、ドイツだと小学三年生から職場実習が入ってくる。その場合の職場は多くの場合、肉屋・飲食店だ。肉屋というのはドイツで差別用語的なニュアンスがある。牛や豚や鳥を殺す仕事で、罪悪感が発生するため、社会の最底辺の仕事とされている。日本で言えば江戸時代、牛革・馬革加工の仕事が、部落民の仕事であったのと似ている。社会的に不名誉とされる仕事は、誰もがやりたくないので、競争は激しくなく、それほど高い能力も要求されない。

若い頃に社会の最底辺とされる仕事に就いて、そこで仕事を覚えて手に職をつけておけば、もっと上の仕事に挑戦して起業などして、失敗し一次的に職を失ったとしても、再び底辺の職に戻って来れる可能性は高い。競争率の低い、不名誉な仕事を身に付けておくことが、セーフティネットに成っている。

日本で言えば、理科の授業で、小学一年生はアサガオを育て、二年でヒマワリ、三年でヘチマ、六年で稲作だった。減反政策以降、六年の稲作が無くなったが、1960〜70年代地点では、小学六年の稲作がセーフティネットであったはずだ。