ウフィッツ美術館展〜黄金のルネサンス ボッティチェリからブロンヅィーノまで
15〜16世紀のイタリア、フィレンツェの美術を所蔵するウフィッツ美術館の協力で、行われる美術展。
ジョルジョ・ヴァザーリが著書「芸術家列伝」の中で「マニエラ・モデルナ(新時代様式)」と呼んだ。
主な作家はボッティチェリ/Sandro Botticelli、アンドレア・デル・サルト/Andrea del Sarto、ロッソ・フィオレンティーノ/Rosso Fiorentino、ブロンヅィーノ/Agnolo Bronzino。
イル・マニフィコ(豪華王)と呼ばれたロレンツィオ・デ・メディチの統治下で、パトロネージ(芸術擁護活動)をされた組合(アルテ)が生まれる。代表的な工房としてドメニコ・ギルランダイオ工房、ボッティチェリを育てたフィリッポ・リッピ工房がある。豪華王は古代カメオのコレクションを披露した。
豪華王の死後、サヴォナローラによるメディチ家批判もあり、裸体を描くような豪華な美術は迫害される。けれども、サヴォナローラも失墜し、共和政が復活する。政庁舎(ヴェッキオ宮殿)の壁画の影響を受けたサン・マルコ派(フラ・バルトロメオ、アルベルティネッリ)が生まれる。
場所:東京都美術館
会期:2014年10月11日〜12月14日