本がいつの間にか改訂されている

矢沢永吉の「成りあがり」が改訂版とも書かれていないのに、いつの間にか改訂されていて、本の分厚さが倍に成っていて、内容もかなり足したり削ったり書き換えたりされていた。改訂がいつだったのかは知らないが、その本は平成6年度に発行されていた。旧版だとキャロル解散の時、矢沢は「解散ツアーで47都道府県全部回りたい」と言って、今すぐ解散を主張するメンバーと意見交換し、最終的に10いくつの地方を回ったとなっていたが、新版だと、金の事しか考えてない事務所の社長が20箇所回れとキャロルに言ってくる。キャロルのメンバーは今すぐ解散を主張する。矢沢は社長の20は無茶苦茶だけど、今すぐ解散もファンに申し訳ないから15ぐらいでどうだと主張している。旧版だと「あいつ、リスクやってんじゃねぇか?」という箇所が新版だと「スリク」になっている。糸井さんのあとがきは全面改稿で、旧版の明るくイケイケだった内容から、新版はしんみりした感傷的な内容になっている。


改訂と書かれていない改訂は結構あって、ドクタースランプアラレちゃんの第一巻第一話も、全裸のアラレちゃんが服を着るシーンも版によってあったりなかったりする。