ゼロアカ道場と文学フリマの共同企画

http://shop.kodansha.jp/bc/kodansha-box/zeroaka/kanmon_04.html より


道場破り求む
「第四回関門では、いままでゼロアカ道場に参加していなかったかたも、
以下の条件を満たせば道場に参加することができます」


「2008年11月9日に行われる第7回文学フリマにおいて、
2人1組となり、<A5版・表紙4Cカラー・本文1C96ページ・
定価500円>の評論同人誌を制作し、自ら売り子となって販売せよ。
刷部数は500部とし、「東浩紀点+太田克史点+販売部数」の
合計点上位3組(6人)を関門通過者とする。」


ということで、同条件の印刷代は
http://www.inv.co.jp/~popls/ryokin/marumaru/A5B5_1000.html より
10万4400円。http://bunfree.net/ より
文学フリマの出店料3000円を足して、
二人で折半すると、一人5万4千円程度。


http://d.hatena.ne.jp/gginc/20080714/1216061797を見ると
筑波批評社さん http://www.tsukubahihyou.com/
(シノハラユウキさんid:sakstyleid:klovid:Muichkineなど)
あと松平耕一さんid:yamame1
http://literaryspace.blog101.fc2.com/blog-entry-366.html
坂上秋成さんid:syusei-sakagami
辺りが参加するらしい。


500部刷れと言うのだが、
文学フリマ公式HP→過去の開催記録→出店者アンケート結果
をみると、
第六回 http://tinyurl.com/6m59au
第五回 http://tinyurl.com/2z7xoc
最も売れている出店者で75冊とか100冊ほど。


課題を出した東さんのBLOGによると
http://www.hirokiazuma.com/archives/000426.html
>今回のポイントは、ずばり「宇野常寛力を見る」です。
と書かれている。


宇野常寛さんの出しているミニコミ「PLANET」
http://www.geocities.jp/wakusei2nd/p4.html
を見ると分かるのですが、商業誌と区別がつかない。
ここでいう宇野常寛力は著名人のブッキング能力であり、
表紙の女の子のブッキング能力であり、
紙面のレイアウトやデザインの能力であり、
広告・流通・販売能力だと。


そのそも、文学フリマの公式来場者数が
http://d.hatena.ne.jp/jugoya/20080515#p1
千人程度。この中で500部売るというのがどういうことなのか。
時間は開場11時で、終了16時の5時間。
一時間に百冊。一分間に二冊ペースで売らなくてはいけない。


http://bunfree.net/?%C7%AF%C9%BDを見ると


「第四回文学フリマ開催


桜庭一樹×桜坂洋による「blackcherry bob」が
「桜坂ハミングディスタンス」を文学フリマ限定同人誌として発売。
文学フリマに向けて公式HPを立ち上げ、
文学フリマ直前のトークショーの入場チケットを
「桜色ハミングディスタンス」の無料引換券とし、
雑誌「活字倶楽部」の桜庭一樹インタビューでも
文学フリマに関する話題が出るなど旺盛なパブリシティを展開。

開場と同時に文学フリマ史上最大規模である三百人の行列ができる。」


とあるように、プロのライトノベル作家が二人掛りで
同人誌とHPとトークショーをやって、雑誌インタビューでも
告知して、それで集めたお客さんの数が300人。


何故今回二人一組のタッグ戦なのか?
著名人をイベントに引きずり出すブッキング力を見るために他ならないし
宇野常寛力とは、
Aという著名人をパートナーとして引きずり出すブッキング力、
「Aさんが文学フリマに参戦」というニュースを
メディア媒体に流すパブリシティー力、
事前のトークショーのために、会場を抑え、広報・集客をして
予約販売だけで、ある程度の売上げを作るイベント実現能力
だよな、と思う。